このような悩みはありませんか?
目的地の決め方がわからない
看護留学に合った目的地の決め方があるの?
留学は代理店を通した方がいいの?
あると思います。
なぜならこれはボク自身がオーストラリア留学を決めたときに、泉のように次から次へと湧いて出た質問の一部だからです。
これらの質問を一つずつ丁寧に考えてあげることは看護留学を成功させるために非常に大切な工程です。
なぜなら知らずに留学してしまうと思わぬ周り道をすることになったり、更に費用がかかるという可能性も出てきてしまうからです。
しかし安心してください。
オーストラリアに約10年前に看護留学し、成功させたボクが留学先を決める上でとても大切な15のポイントを体験談と一緒にお話します。
この記事を読んでもらえれば留学への確実な1歩を踏み出してもらえます。
目次
留学時に考えたい一般的なポイント

だれもが看護学生になる前、一人の留学生になります。
ここでは一般的に留学時に考慮するべき項目をボクが重要だと思った順に挙げていきます。
住む地域の治安
留学にかかる費用
時期と為替相場
文化や食べ物など勉強以外の環境
国の発展度合い
移住先の気候
時期と為替相場
日本人の数
可能であれば下見をする
日本との時差
英語の訛り
住む地域の治安
これは留学を考える上で最も重要な部分ではないでしょうか?
日本は安全で、日本人は危機管理能力に欠けているとよく言われます。
ですので安全に関わる情報網を意識して張っておなければなりません。
運がいいことにボクは危険な目にあったことはありませんが、家族とともに住むとなると安心して暮らすために治安がいいにこしたことはありません。
しかし日本でも日々事件が発生しているように、どこにいても事件に巻き込まれる可能性は常にあります。
それを最小限に抑えるために自分が滞在する国や地域のことをよく理解するのは大切です。
特に最初は英語もしっかりと話せなくて、何か起きたときに対応できず大変な目に合うかもしれません。
できるだけの対策を取りましょう。
留学にかかる費用
経済的な問題も留学を考えるのに大事な項目です。
「ええっ?こんなにかかるの?」
と最初に費用を計算した時に思わず声が出ました。
この費用とは数年間の学費、食費、生活費などが含まれます。
どの国に行くことになっても現在よほど貯金がない限りアルバイトなどの労働を迫られることになり、一時的に本来の目的から遠ざかります。
また思わぬ出費により帰国を余儀なくされた同級生たちもいました。
そのため留学を決意した瞬間から目標額を決め計画的に貯金をすることをおすすめします。
時期と為替相場
留学にかかる費用と一緒に考えたいのが為替相場です。
これは海外旅行をしたことがある人は納得できるはずです。
日本円から現地の通貨に両替をするときのレートは刻一刻と変化しています。
円高の時期に両替できればラッキーですが、そうとばかりは限りません。
ボクがオーストラリアに来た時には1円が85円ぐらいで500万円を約$59,000に両替できましたが、現在では円高が進み$1が75円ぐらいなので、$67,000ほどになります。
短期間でこれほど大きく変化することはありませんが$8,000あれば十分に日本に帰国できる額なので、上手くタイミングを見計らって両替したいですね。
文化や食べ物など勉強以外の環境
看護留学するということは外国に少なくても数年間住み続けることになります。
前もってその国の文化、人種、食についての情報を仕入れておかなければ、思わぬところで足を取られます。
衛生環境など受け入れられないこともあるかと思います。
「誰が使ったかわからないシェアハウスのベッド」
「日本の10倍臭い公衆トイレ」などなど
新たな環境に住むことは人間に大きなストレスと与えることは体験済みです。
ちなみにボクはホームステイが合わなくて最初の半年で10kg減りました。
これらのことを調べていれば予測ができるか、ある程度あきらめがついていたと思います。
国の発展度合い
留学する国がどれほど発展しているかということを調べるのも大切です。
都会生活に慣れている人が発展途上国で苦労することは必死。
日本の場合は50mおきにコンビニがあり、どこにでもトイレはあり、電車やバスは時間通りに到着します。
しかしこのような日本の常識は海外では当たり前ではありません。
特に経済状況の違いは生活をしていく上で、あなたに大きな影響を与えます。
移住先の気候
暖かさや寒さも滞在先を決定する上で重要なポイントです。
気温、湿度、天候など事前に調べることもその国を理解するのに役立ちます。
特に熱さや寒さに弱い人が我慢しながら生活するのはとても大変です。
寒さが苦手なボクの場合はかなり大きなストレス要因でした。
寒すぎて冬眠モードに入っていました。
ただでさえ見知らぬ土地で言葉や文化の違いにイライラを募らせることになるのに、気候までもストレスの原因になると本当に新しい生活が嫌になります。
事前によく調べるて決定することをおすすめします。
日本人の数
これは意外に勉強をする上では阻害される要因になります。
ボクもそうだったのですが、周りに日本人がいるとついつい日本語を話してしまいます。
せっかく外国に来ているのに出身国が同じというだけで長い時間を共有すると、留学している意味がありません。
ほどほどに日本人と距離を保つことが留学成功のカギだと言えます。
地域にもよりますがオーストラリアは多くの日本人がいるようです。
ボクの職場や友達にも日本人はいませんが妻とは日本語を話し、日本語のYouTubeをみています。
まったく英語を話さない日もあるほどですので、日本人(日本語)との付き合いは節度思って行った方がいいと思います。
可能であれば下見をする
もし時間や金銭的に余裕があるなら旅行やワーキングホリデーなどにより事前に留学先を訪ねられれば非常に参考になると思います。
どのような国かを自分の目で事前に確認できるのでおすすめです。
ボクの場合は
「費用もかかるし、どうせ後ですぐ来るから旅行に来ても無駄」
だと思い事前に訪れませんでした。
ネットで調べているだけの情報とのギャップに驚いたこともありました。
今になって振り返ると情報収取のため事前に1度ぐらいは旅行をしてもよかったかなと感じています。
日本との時差
海外のストレスが多い環境を孤独に戦う必要はありません。
辛い時にたまには家族や、友人と会話がしたくなることがあると思います。
日本と時差がないということはスムーズにコミュニケーションをとるために役立ちます。
オーストラリアにはサマータイムという夏場に時間を早める制度がありますが、これによって日本とメルボルンの時差は2時間になります。
英語の訛り
アメリカ、イギリス英語のアクセントを気にする人が多いようです。
例えばハリーポッターのようにイギリス英語を話せるようになりたい、というのであればロンドンに留学するのがいいと思います。
しかし、日本語における方言と同じでどれがいい、悪い、キレイ、汚いということはないので訛りは目的地を選ぶ上では重要ではないと考えています。
訛りを気にするよりもはっきりとコミュニケーションをとれるようになることに力を注ぐことが賢明だと思います。
看護留学の目的地を決める前にこの3つは必ず押さえて!

看護師登録がビザ申請の助けになるか
看護師として就職できるのか
日本を出発してからの道のり
年間に何万人という方が海外旅行をするこの時代には不要かもしれませんが、海外の国に行くためにはパスポートとほとんどの国でビザが必要です。
また、看護留学とビザは切っても切れない関係にあります。ビザとはその国に入ることを許可するための書類です。パスポートとの違いは以下です。
パスポート:自国が発行するものでその人の身分を証明するもの
ビザ:目的地の国が発行するもので入国許可証のようなもの
観光の場合はビザが必要のない国もあります。
もし「海外で看護師になる」ということが最終目的なのであれば、だいたいの場合は学生ビザだけで十分です。
このプロセスは簡単で大学に学費を支払うことで申請できるので、ほとんどのケースで問題にはなりません。
しかし、多くの人は卒業後にその国に住んで働くことを目標にしており、難易度が急上昇します。
なぜなら現地の人の雇用機会を削ってあなたを向かい入れるということだからです。
そのためには、いかにあなたが有能であるかということを証明する必要があります。
いくつもの条件をクリアして申請しなければならず大変です。
それを覚悟したうえで看護留学を決意しないと後々大変な目に合うことになります。
上記の一般的な考量するポイントを考えているとなんとなく、どのような国を選べばいいか想像ができてくると思います。
それを踏まえたうえで更に看護留学をする上で、どのようなことに気を付けなければいけないか考えていきましょう。
こちらも重要な項目から書いていきます。
看護師登録がビザ申請の助けになるか
残念ながら看護師としての教育期間が終了することと、その国で実際に住み働くことは必ずしも同じではありません。
例えばアメリカのように永住権申請のための条件がとても厳しいような国では看護大学を卒業しても永住ビザをもらえるかわからないからです。
「せっかく外国で大学まで出たのに住めないの?」
このような状況を避けるために永住権申請のための条件をまず確認し、大学を卒業した時点でその条件を自分が満たせるのかということを逆算する必要があります。
更に世界情勢や政治、経済状況の変化で常に条件は変化しているので定期的に確認することが大切です。
ほとんどの看護師さん(日本人以外も)が取得するであろう永住権はSkilled Independent visa (subclass 189)、技術独立永住権と呼ばれているものです。
移民局が説明している189ビザのためのポイント表を簡単にまとめてみました。

もっと詳しく知りたいという方はこちらのウエブサイトをご覧下さい。
看護師として就職できるのか
看護師としての必要なトレーニングを修了したとしても働き口がすぐに見つかるとは限りません。
例えばボクのクラスメイトには20%ほどのフィリピン人がいましたが、どの人も大学を修了してもフィリピンで仕事が見つからないという理由でオーストラリアに移住していました。
日本のように看護師だからと言って選べるほど仕事がある国で働いていたことは幸せなことだったということを強く感じました。
また、自分のライバルたちがそのような背景をもって、正に人生をかけて移住してきていることを知り驚きました。
これからこの人たちと海外ナースとしてポジションを争いあうのかと思うと、恐怖を感じました。
現時点では希望の病院がない場合は常に求人がある状態なので、これは問題ではないかと思いますが就職することは簡単なことではありません。
日本を出発してからの道のり
ここまで読んでくれた方はわかると思いますが、
看護留学を決めてからどのような道をたどって、どこをゴールにするのか、
ということはとても大切です。
そのために費やす時間と費用が大きく異なります。
またゴールに到達する道のりを決めて逆算していき確実に必要なことを一つずつこなしていくコツコツとした積み重ねにより看護留学が完了するといえます。
看護留学において留学エージェントは重要なパートナー
留学エージェントの力を借りる

見知らぬ土地に移住するときに留学エージェントの存在はかなり重要です。
なぜなら彼らはその土地のことをよく知り、大学や語学学校、現地の生活の情報を豊富に持っているからです。
すべてを自分で手配することも可能ですが、もちろん英語での対応ですし、実際にその学校がいいかわからない。
あなたはよく知らない国の語学学校に英語でメールを書き、ホームステイを手配し、大学の学費を支払うことはできますか?
過去のボクなら「ゼッタイニムリです。」
もしやるとしても怖いし、時間がかかるし、心が折れていたと思います。
とても時間と手間がかかる作業なので留学エージェントを使うことをおすすめします。
丁寧に必要な書類や手続きを教えてくれるので助かります。。
留学エージェントにお願いする際の注意点
しかしながら体験者として注意してもらいたいことがあります。
それは費用の面です。
もちろん留学エージェントもビジネスとして経営しているので色々な部分に対して費用がかかることが多いです。
多くの会社は親切に助けてくれると思いますが、なかには仲介料と称して必要以上の金銭を要求するような会社もあるようです。
これらを理解したうえで利用するのであれば問題ないのですが、知らずに大事な貯金を預けるわけにはいきません。
また、多くのエージェントが語学学校や大学から広告費として代金を受け取り留学生に紹介する。
または、生徒を紹介するごとに学校からキックバックが支払われるというが一般的なビジネスモデルなので必ずしもすべての学校を比較しているというわけではありません。
もしくはそのキックバックの多い学校を勧めてくるということもあります。これを知った上で最終的な判断は自分で行うことを強くお勧めします。
自分の体験談をお話しすると、オーストラリアで看護師になるには大学に行くことのみを勧められました。
後に知った事実としては、もう一度専門学校に入ることや、3か月のコースを受けるだけで看護師になれる選択肢があるというものでした。
必要な英語の習得に時間がかかったこと、永住権を取る際の点数などを考慮して納得はしています。
しかし留学を決めた時点でいくつかの選択肢を与えられていたら、また違った道もあったと考えています。
つまり、ここから学んだことは与えられているだけがすべての情報ではないこと、自ら情報を収集し、比較、選択をすることで納得できる留学生活を送らければならないということです。
まとめ:看護留学は計画的に
この記事は看護留学をしたいけど、過去のボクがそうだったように、国を選ぶときにどのような基準で選べばいいかわからない方に向けて書きました。
オーストラリアで看護師として働いているので、留学に関する悩みや疑問は一通り解決して現在に至っています。
あなたがもし今、目的地を決めかねているならこの上に書いた15のポイントを考慮に入れてもらえれば、きっといい看護留学になると思います。
ご意見、ご質問があれば気軽にDMください。 Follow @DashEnglish1
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