マレーシア料理って食べたことありますか?
我が家は東南アジア系の料理も大好き。
今回はメルボルンの南東部の町、Bentleighにあるマレーシア料理のMalaysian Kampung Restaurantに行ってきたので紹介します。

こんな感じのご飯を出してくれます。美味しかったですよ。
目次
マレーシア料理の特徴は?
マレーシアの料理はその特徴から3種類に分かれています。
- マレー系料理
- 中華系料理
- インド系料理
マレー料理は現地の温暖な気候のお陰で育つスパイスを利用した料理です。さらにレモンやライムなど「アジア料理」っぽいさわやかな酸味を効かせた食べ物が多いのが特徴。日本でもナシゴレンは人気ですね。
マレーシアの中華料理は本場の中国のものと比べると油が少なくあっさりしています。鶏もも肉と米を一緒に炊く海南ライスは鶏の旨味がご飯にしみたる最高の料理です。
インド料理はマレーシアでも食べられますが、ココナッツミルクを使う事が多いことので、まろやかでいい香りです。日本のカレーに慣れている人には少し辛いかもしれませんが、旨味が深くて病みつきになります。
現地の人に大人気のMalaysian Kampung Restaurantの紹介
BentleighにあるMalaysian Kampung Restaurantというレストランです。
カンプンはマレー語で村という意味。
その言葉が示すように、本物のマレーシアの地元料理が食べられるのではないかと期待してしまいます。
お店に行こうと思った理由は、たくさんの人にオススメされたから。
職場の同僚のマレーシア人
ウーバーのマレーシア人運転
メルボルンにアジア系のレストランなんて星の数ほどあるのに、こんなに多くの人の意見が偶然一致することって珍しくないですか?
ということで、絶対行ってみたいと思っていました。

想像していたよりも人気のあるお店らしく、日曜日の12時15分に到着しましたがすでにお店の中は満席。
店の外にまで列ができるぐらいの盛況ぶり。

先にレジで注文して席に着くシステムなのですが、人が並んでいてビックリしました。
店内には2人席が10席ぐらいと、それほど大きくはありません。
みんな注文したけど食べる場所がなくて困っているという感じです。
ウチも「注文したけど、席なかったらどうしよう?take awayにする?」と言った感じでドキドキ。
その辺のシステムを上手くしてもらえると嬉しいですね。
実際には注文後にちょうど席が空いたので座ることができました。
これでお皿を持ったまま、さまようこともなくて一安心。
お店の中はインドネシア人?マレーシア人?という感じの人たちがたくさん。
「現地の人が多い店にハズレなし」の法則を思い出し、期待は急上昇。
レジのおっちゃんは忙しいのに急いでる感じもなく、質問にもちゃんと答えてくれました。
さらに「ウチの店が初めてで肉を食べたいなら、これがおすすめ」と煮込んだ肉が全て乗ってるものを紹介してくれて親切でした。

オーストラリアのレストラン、特に安いお店でのカスタマーサービスは期待できないので、とても嬉しい経験です。
テーブルを拭きに来てくれた人もとても丁寧で、なんか好感度がアップしっぱなし。
日本では当たり前のサービスがオーストラリアにはないので、こういうのを見るだけでも「また来たい」と思ってしまいます。

メニューは黒板に手書きのおしゃれカフェスタイル。
注文するレジの横の壁にあるメニューを見て決めるという感じ。
メルボルンによくあるアジア系のレストランは
- 中国
- ベトナム
- マレーシア
- シンガポール
- インドネシア
などの料理すべてを網羅して提供するお店も多いのですが、ここはマレーシア料理を専門で提供しています。
居酒屋で食べるから揚げも美味しいけど、から揚げ専門店の方がもっと美味しそうでしょ?
専門店となると、更に期待できます。
Malaysian Kampung Restaurantで食べたもの

Nasi kandar special
Mee goreng
Roti kaya
Teh tarik
名前を聞いただけでは想像もつかないと思うので1つずつ紹介していきますね。
全体的に辛さ抑えめで我が家にとっては少し物足りない感じもしたけど、裏を返せば食べやすくて万人受けすると思います。
South Melbourneにもう1軒好きなお店があるんだけど、そっちの方が美味しいのかなと思ってたんです。
でも食べ進めていくとお店の味に慣れたのか、だんだん美味しくなって食べ進めたくなってました。
夫婦二人で行ったにも関わらずに机の上にテーブルの上にメインが3皿とデザートが並んでとても豪華。
我が家はいつもお持ち帰りをすることを前提に頼んでいます。
いろんなものを食べたい食いしん坊スタイルなのである。
まずは王道のNasi lemak

同僚の紹介でNasi lemakは絶対に食べようと思ってました。
これはマレーシア料理の王道中の王道。どこのお店に行っても見かけるソウルフードですね。
メンバー構成はこんな感じ。
フライドチキン
じゃこのから揚げ
皮付きのピーナッツ
サンバル
チキンが少しパサッとした感じだったのが残念だけど、忙しくない時に行ったらもう少しマシなのかもしれない。
サンバルはマレーシア、インドネシアの料理には欠かせない辛みのあるソース。
これが美味い。これを食べたいがためにチキンを用意するようなもの。
ここの店のサンバルは辛さが控えめで、辛いものが苦手な人にとっても食べやすいタイプ
初心者欲張りセット♪Nasi kandar special

ボクはカレーっぽく煮込んだ肉を食べたくて、どれにするか悩んでいたらレジのおっちゃんが肉を全部乗せたもの勧めてくれました。
促されるままNasi kandar specialを注文。
レンダン(鶏の煮込み)
チリチキン(ちょっとピリ辛)
フライドチキン
ラムの煮込み
カレースープ?(スパイスが効いてて美味い)
サラダ
サフランライス
これだけ乗ってて$18(1,500円ぐらい)だからメルボルンならお得なんじゃないかな。
どれも味が違うので初めての人は色んなものを楽しめるのでおすすめ。
レンダンはちょっとパサッとしていたし、味もちょっとコクが足らない感じ。
でも色んな種類のお肉を食べられたのでとても満足でした。
絶対外せないミーゴレン

ミーゴレンは元々大好きだから絶対に食べようと決めていたんです。
>>【500食記念レポ】インスタントのミーゴレンの作り方を紹介!
ここのミゴレンはとても良かった。この記事でも紹介した通りボクはミーゴレンのタレの味が大好きすぎるのです。
インスタントミーゴレンを想像しながら食べると、全く違うものなんですけどね。
多分こっちのミーゴレンが本場なのでしょう。
中華鍋の強い火力で炒めた時のあの独特の香ばしさが美味しかったなぁ。
ほんのりスパイスの風味が効いてて、でも辛くないので食べやすい。現地の人は辛くしてもらうみたいです。
途中でレモンを絞って味が変化して、ちょっとアジア飯っぽくなるのです。
食後のスイーツRoti kaya

デザートにはRoti kayaを注文。
あれだけご飯を食べておいて、まだ食べる。
ロティはインド系の人がよく食べる、小麦粉を薄く延ばして焼いたもの。
焼きたては柔らかくて、ココナッツのジャムがとろけてデザートとしてかなりいい。
甘すぎたり味がない、みたいなこともなくてちょうどいい塩梅。
これもおすすめ。
でも、さすがに食べ切れなくて持ち帰って食べたけど、レンジで温め直すと硬くなってしまったので次はお店の中で食べようと思います。
辛さを中和してくれるTeh Tarik
一緒に頼んだミルクティーです。
些細なことかもしれませんが、ミルクティーが熱々で出てきたのがとても嬉しかったのです。
メルボルンでコーヒーや紅茶を飲んでいると、ぬるい温度で出てくるものが多いので。
猫舌のあつあつ好きには嬉しい。
Malaysian Kampung Restaurantにまた来たい?
絶対にリピートしたいと思います。
隣の人目玉焼きが乗ったナシゴレンを食べていて、めちゃくちゃうまそうだったので次はそれを頼みます。
やっぱり目玉焼きが乗ってるだけで美味しさが10%アップします。
他にもショーケースに茄子を使ったカレーのようなものが入っていました。
今回頼んだスペシャルのラム肉の煮込み(ラム苦手)をナスに変えてもらうのもありだな。
Malaysian Kampung Restaurantへのアクセス
Frankston Line Bentleigh駅から徒歩10分ほどでアクセスがとても良いとは言えませんが、機会があれば試してみて下さい。
駐車場もないので、まあ周りにウールワースと図書館もあります。
ランチは土日しか開いていないので注意です。
Bentleighといえば、駅の周囲にあるお店で1番のお気に入りはカフェのNoisetteです。
Kampungでお昼ご飯を食べて、ショッピングセンターをふらぶらして、
Noisetteでコーヒーとケーキを食べて帰るのはなかなか幸せな日曜日の過ごし方です。

