海外(オーストラリア)で働く9つのメリット:もう日本では働けない

Benefits of working仕事

海外移住者のあるあるの1つに

日本に住んでいる人に「外国で働くなんて凄いですねー」

と言って貰えます。

そう言って貰えるのは嬉しいんですが、何が凄いのか、何が良いのかを考えたことがありませんでした。

この記事ではオーストラリアで働くメリットを、働き方、社会の雰囲気、人生観という視点から考えてみたいと思います。

僕の主観、働いている環境、経験からくる現時点での考えなので、その辺は予めご理解ください。

オーストラリアで働くことはいい事ばかりではなく、残念なこともありました。

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海外(オーストラリア)で働くコスパは?移住のメリットとお金の問題

saving with a pig

9つのオーストラリアで働くメリットを書いていくつもりですが、その前にわかっておいてもらいたいのは、

ええことばっかりちゃうで、お金かかるで
ということ。

  • 移住を計画し始めてから費やす時間
  • 留学に掛かる費用
  • オーストラリアでこれから得られる収入


これらを考えると断然日本にいた方が経済的です。

実際に日本で働きながら貯金した分は、留学して1年目に使い切りました。

「海外生活最高!オーストラリア生活が1番!」
などと言うつもりは全くありません。どの国にもいい部分と、自分に合わない部分はあるので。

ただ「日本以外にも住める場所がある」ことを知っておくと、日本で生活するのが苦しくなった時には役立つと思います。

海外(オーストラリア)で働く9つのメリット

  • ライフワークバランスの取り方が自由
  • 先輩・後輩の概念がない
  • 同調圧力がない
  • 労働者の権利が守られている
  • 価値観が人によって違う
  • 働く動機が千差万別
  • 間違いの「犯人探し」より「どう予防するか」
  • 業務上の「できる」「できない」の境界が明確
  • COVID社会の医療者の扱


これらを働き方、社会の雰囲気、人生観、職場環境という項目に分けて考えていきます。

働き方に関するメリット

オーストラリアはライフワークバランスの取り方が自由

work life balance

内閣府によるとライフワークバランスとは

誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。

内閣府

 ちょっと小難しいので、簡単に言うと

仕事とプライベートの時間のバランスをとって、両方楽しもうよ」ということでしょう。

残業・休日出勤が多い日本で仕事以外の時間を増やすのは、現実的にとても難しいのではないでしょうか?

オーストラリアではこの点においてとても有利だと言えます。

例えば

  • 残業なんて最初からする気は全くない
  • 休日毎に家族や友達と集まり食事する
  • 週3日だけ働いて残りの日は大学に通う


こんな働き方の人が多いのです。働くも、働かない、時間の使い方も自由。

自分の人生をデザインするための選択肢がとても多いので、人生を豊かにしてくれます。

オーストラリアは先輩・後輩の概念がない

年齢による上下関係がないのもオーストラリアで働くメリットです。

あなたも感じたことがありませんか?

入社が1年違うだけなのに‥

  • 新人が恐縮して意見を言えない
  • 先輩の仕事が終わるまで、帰れない
  • 後輩というだけで雑な扱いを受ける


こういう不条理なものがオーストラリアにはありません。

例外として先輩からアドバイスを受けることもあるでしょう。

しかしこれは上下関係によるものではなく、あくまで安全に仕事を行うため。

また、上司に気を使うことはあっても、スタッフ同士は気楽で平等に働いています。

日本の社会で先輩との関係で困っている人にとっては、こんなに自由な環境はありませんね。

社会の雰囲気のメリット

同調圧力がない

peer pressure

日本では公の場で自分の意見を言うのをためらう人が非常に多い。

僕もそのうちの1人ですが。

これは特定のグループの中で少数派の意見の人たちが、暗黙の了解で多数派の意見に飲み込まれてしまう同調圧力が働いているから。

特に少しでも「一般常識」に反する意見を持つと、必ず正論のゴリ押をしされて袋叩きにあいます。

SNSがいい例でしょう。

自分と意見が違う人がいることが許せない人が多すぎる

その結果、萎縮してしまい意見を言えなくなってしまいます。

オーストラリアで働いて驚いたことの1つは会議の盛り上がりです。

参加者が活発に意見を出すので、とても賑やか。

自分の意見を言える環境のありがたさを感じています。

労働者の権利が守られている

日本にも労働者の権利というのはあっても、飾り程度。

日本で働いている時に聞いた1番嫌な言葉は

あの人は「権利意識」が強くて働きにくい

 特に残業代、有給休暇などの自分の権利を主張しすぎると、周りから白い目で見られる。

なんともおかしな話です。自分の権利を守れるのは自分しかいないのに、実際に主張すると嫌がられる。

しかし、オーストラリアでは労働者の権利はもっと現実的で、実用的です。

例えば

  • 有給休暇が何時間あるか確認できて、好きな時に使える。
  • 会社でいじめや差別の教育が義務付けられていて、問題の防止と対応をしやすい雰囲気がある


また労働環境の安全性についてもルールが厳しい。

仕事中のケガに掛かる医療費は会社負担。

日本にも労災補償はありますが、それよりももっと認定のハードルが低く、素早い対応が特徴。

基本的に「職場で起きたケガは会社の責任」ということです。

Work Safe Australiaによると、オーストラリアでは仕事に関連したケガ・病気に618億ドル掛かっていて、国家規模での問題になっています。

>>【誰も教えてくれない】オーストラリアで働くのに知っておくべきお得な8つの制度

work safety

ルールを守らない会社には罰金があるので、安全な職場を作る意識がとても高いのが特徴です。

このように安心して働ける環境は、オーストラリアで働くメリットの中でも重要なものです。

海外で人生観を広げる

価値観が人によって違う

これは【体験談】オーストラリアで就職した看護師のリアルな感想でも書きましたが、人によって働く理由が全く違います。

日本人が思っている「一生懸命働く」という概念を持っていない人もいます。

そのような環境の中で

  • 「一生懸命働くのは馬鹿げている」と思ってしまうか
  • 「自分は頑張ろう」と思えるか


その人の素の部分が見えてきます。

僕も(それなりに頑張って働いていると思っている)、同僚の仕事の取り組み方に思うことは山ほど。

しかし他人の意見は変えられないので、それ以上踏み込むことはありません。

結局「よそはよそ、ウチはウチ」と子供の頃に聞いたような距離感が、いい具合なのかもしれません。

違う価値観を受け入れることを学ぶ機会が得られるのもオーストラリアの職場ならではです。

働く動機が千差万別

different reasons

オーストラリアの同僚に働く理由を聞くと、

  • 働いてて楽しいから
  • キャリアの一貫として
  • 子供を学校に行かせるため
  • 自分の国では仕事がないから


このように色んな理由があるんです。

日本で仕事をする理由を聞くと

  • 「家族が看護師だったから」
  • 「この仕事をするのが夢だった」


という理由をよく聞きます。

どの理由が良い悪いではないけど、日本人はお金のことを話さないものですね。

看護師になった理由を聞かれて「安定してるし、給料が良さそうだから」とは世間体もあって、言えないかもしれません。

「ホンマに?」と思ってしまいます。

でも、オーストラリアでは働く動機が経済的理由でも受け入れられます

仕事は人生の一部でしかないという意識の表れなのでしょう。

僕もお金が生きていくために必要なので、働いています。無理に、やり甲斐や高い意識を結びつけることができません。

僕も頂くものはしっかり頂くために上司と年収交渉をしました。

>>【体験談】海外で給料交渉してみた。年収アップでウハウハ大作戦inオーストラリア

「人からどう見られても知ったこっちゃない」というのが基本のスタンスです。 

そういう意味では、色んな働く動機を受け入れられるオーストラリアは生きやすい場所であることは間違いありません。

看護師が海外(オーストラリア)で働くメリット

「犯人探し」がない

pointing finger

例えば与薬を忘れた場合、日本ではまず第一声が「誰が忘れたの?」

そして犯人を捜し始め、すべての事後処理は本人にさせます。休日であろうと。

オーストラリアでは、与薬忘れを見つけた看護師が与薬してインシデントレポートまで書きます。

その後、対策を講じてチームで共有する。

この違いは

  • 起こった問題を個人として対処するか
  • 組織としてミスを起こることを前提にしている


僕はミスの発生を個人ではなく、組織の欠点として取り組むオーストラリの方がしっくり来るので働きやすく感じます。

業務上の「できる」「できない」の境界が明確

オーストラリアでは仕事の責任の範囲がはっきりしています。

看護師の説明責任を例に挙げると、
転倒の可能性を説明・理解しているにも関わらず歩き回る患者が転倒すれば患者の責任です。

もちろんレポートは書きますが。

ところが日本では、すべての責任が看護師にあるかのような扱いになるので、納得できない人も多いのではないでしょうか?

自分の意思でリスクをとるなら、その後に起こったことも当然自分の責任です。

COVID社会の医療者の扱い

a little here

最近の日本での医療者への対応を見ていると本当にガッカリします。

看護師の家族だという理由だけで、登園を拒否される子供がいることを知ってやるせなくなりました。

誰かが誰かを攻める世の中。

頑張ってる人たちに更に重荷を負わせるのはなぜでしょう?

日本を除く世界中では最前線で働いている人たちをヒーローのように扱っている。

名誉が欲しいわけではないが、病原菌を扱うような目で見られる筋合いはない。

もっと頑張っている人を理解、受け入れ、サポートできるような社会になればいいと思います。

まとめ

海外(オーストラリア)で働くことのメリットを

  • 働き方
  • 社会の雰囲気
  • 人生観
  • 職場(看護師)の働き


というポイントでまとめてみました。

どの国にいても良い事、悪い事はあるので一概にはどの国が1番か?とは言えません。

しかし「オーストラリアで働くとこんな感じ」ということを知ってもらえたらと思います。

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この記事を書いた人
Dash

オーストラリアで看護師をしているスイーツ好き男子

☑略歴:日本で看護師になりオーストラリアに移住。メルボルンで大学を卒業し、そのままナースとして働き3年ほど経過。移住してから約10年が経過。

☑好きなもの:漫画宇宙兄弟、嫁のバスク風チーズケーキ、マインクラフト、パン作り、発酵食品づくり

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