- 留学のお金を持って行く方法を知りたい
- どんな手段でお金を海外に持って行くのがおすすめ?
- 現金はどのくらい持って行けばいいの?
留学にお金を持ち出す方法がわからずに「取りあえず現金で」と大量に持ち歩く人は多いですが、盗難のリスクを常に心配しなければいけないのであまりおすすめしません。
留学前後で1,000万円を超えるお金を扱っていたので持ち込む手段やそれぞれのメリットデメリットについて詳しく調べました。
この記事ではワーホリ・留学生が海外にお金を持って行く方法と、それぞれを「便利さ、安全さ、お得さ」という視点で解説していきます。
この記事にある方法を使えば現金以外にもあなたに合ったお金の持って行き方がわかるので、安全・安心に留学に出発できます。
最初にまとめておくと、お金を持って行く方法は大きく分けてこの5つあります。
手段 | メリット | デメリット |
現金 | どこでも使える 信頼感 | 安全性の心配 手数料高い |
クレジットカード | キャッシング | 審査がある |
デビットカード | 審査が通りやすい | 残高より使えない |
海外プリペイド カード | お金の管理が しやすい | チャージが必要 |
海外送金 | 大量送金に便利 手数料が安い | 不安が残る人も 手続きがやや煩雑 |
海外にお金を持って行く5つの方法

お金を海外に持って行く方法は下のように5つあります。
- 現金
- クレジットカード
- デビットカード
- 海外プリペイドカード
- 海外送金
それぞれの手段について便利さ、手軽さ、安全性という視点から説明していきます。
現金
現地の通貨を手に入れるのは心強いですよね。現金のメリットはATMやカードが使えない場所でも買い物ができる安心感でしょう。
しかし紛失や盗難の危険性が高まるので注意が必要ですね。
ボクの友達も何人か盗難にあいました。日本人でズボンの後ろポケットに長財布を指したり、カバンの見える位置に財布を入れているのを見るとハラハラします。
日本国内で両替するよりも、オーストラリアで交換した方が多くのお金が手に入るのでおすすめ。空港にある専門の両替所での交換はさらに手数料が高いので覚えておいてください。
例えば10万円を両替するとして、Yahooファイナンスの基準レート(2023年1月時点)では、
・日本のTravelexで$1,003
・オーストラリアのUnited currencyで$1,112
オーストラリアで両替した方が約$100も多くなるなんて驚きです。
ちなみに大使館の説明によると現金の持ち込み額に上限はありませんが、$10,000(約90万円)以上を持ち込むには申請が必要です。
クレジットカード
クレジットカードは世界中で使用できるため、現地の通貨の代わりとして便利です。
またオーストラリアではクレジットカードがとても普及してるので、ほとんどのお店で支払いができます。ポイントを溜めたり、海外旅行保険がついているものもあるのが魅力ですよね。
デメリットとしてクレジットカードを使用する際には、1~5%ほどの手数料がかかること。
田舎に行くとクレジットカードが使用できないお店もあるので、他の方法と合わせてお金を持って行くほうが安心ですね。
ちなみにVisaとMastercardはどこでも使えますが、AmexやDinersは使えない場所の方が多い印象。JCB対応店は見たことがありません。
エポスカードならオーストラリアにあるATMで現金が引き出せるので、いざという時にも対応可能。
万が一紛失・盗難にあって不正利用されたとしても損害を全額保証してくれるので安心できますね。
デビットカード
オーストラリアで生活するならデビットカードは欠かせません。ボクも学生中にはずっと愛用していたのでおすすめ。
デビットカードとは、支払時に自分の銀行口座から代金が引き落とされるカード。クレジットカードよりも審査に通りやすいのも特徴です。
クレジットカードと同じで現地の通貨の代わりとして使えるのがメリットです。デビットカードも広く使用されているので日常のどんな場面でも利用できます。
クレジットカードのように田舎に行くと使用できない場所もあるので現金を持っておく方が安心ですね。
有名なデビットカードには下のものがあります。
海外プリペイドカード
海外プリペイドカードもお金を持って行く方法としてはとても役立ちます。
海外プリペイドカードとは交通系ICカードのようにあらかじめカードにお金をチャージして使うので、クレジットカードのように「いつの間にかこんなに使ってた…」なんてことがありません。
追加でチャージして残高を増やせるので予算の管理をしやすいのが特徴です。
有名なデビットカードには下のものがあります。
- ガイカGaica(新生銀行)
- キャッシュパスポート(Mastercard)
海外送金
海外送金は語学学校の授業料支払いなど、大きな額のお金を移動するのに便利なサービスです。
ボクが留学した当時は銀行に現金を持ち込んで送金してもらうのが一般的でしたが、Wiseなどすべての工程をオンラインで完了できるものもあります。
お金を送ると「手の届かない所にある感覚」があるかもしれませんが、銀行と同じレベルの監視体制下にあるので安心です。
一度に大量のお金を移動させる手段としては海外送金が一番効率がいいでしょう。
有名な海外送金サービスには下のものがあります。
- 各銀行の送金サービス
- Wise
- Western Union
Wiseの利用者の口コミ、ボクの体験談はこちらの記事にまとめてあります。
>>Wiseの口コミ評判まとめ。海外住10年の筆者もレビュー!安全性は大丈夫?
ここまではワーホリ、留学生が海外にお金を持って行く方法を「便利さ、安全さ、お得さ」という視点で紹介しました。
簡単にまとめるとこのような感じになっています。
手段 | メリット | デメリット |
現金 | どこでも使える 信頼感 | 安全性の心配 手数料高い |
クレジットカード | キャッシング | 審査がある |
デビットカード | 審査が通りやすい | 残高より使えない |
海外プリペイド カード | お金の管理が しやすい | チャージが必要 |
海外送金 | 大量送金に便利 手数料が安い | 不安が残る人も 手続きがやや煩雑 |
目的別!あなたにピッタリなお金を持って行く方法

海外にお金を持って行く方法は上で紹介したようにいくつもあるので、どれが自分に最適なのか迷ってしまいますよね?
選び方の1つとしては、あなたが海外に滞在する時間を目安にすること。
- 数日から数週間の短期滞在(旅行・一時留学)
- 数か月から1年の中期(休暇中の留学・ワーホリ)
- 年単位の長期(大学などの正規留学)
基本的にはいくつかの手段を合わせて持つことで「この店ではクレカ使えない!?しかも現金持ってない…」というような事態を避けることができます。
数日から数週間の短期滞在(旅行・一時留学)
短期での滞在の場合は他の期間に比べて必要な金額は少なくなります。
ある程度使う金額を計画できること。できるだけお金のことにとらわれず、現地での時間を大切にために下の組み合わせがおすすめです。
- 少量の現金(日本で両替)
- クレジットカード
- 海外プリペイドカード
クレジットカードは海外での利用に手数料や為替レートが高いなどデメリットがあります。しかし買い物で思った以上にお金を使ってしまってもクレジット機能を使うこともできるので安心。
海外プリペイドカードはあらかじめチャージが必要ですが、使える金額が決まっているので使いすぎを防ぐこともできます。
この方法なら海外でお金が出てくるかドキドキしながらATMで現金を引き出す必要がないのもメリットです。
数か月から1年の中期(休暇中の留学・ワーホリ)
ワーホリや半年の留学にはまとまったお金が必要になるので、持って行く方法を少し変えましょう。
- 現金
- デビットカード
- 海外送金
Wiseのデビットカードなら日本から現地の銀行口座を作れるので、バイト代の受け取りにも利用できて便利。お財布もスッキリします。
語学学校に通うのであれば数十万円の授業料の支払いが必要です。手間や安全性を考えて海外送金を利用するのが便利ですね。
年単位の長期(大学などの正規留学)
大学留学など長期滞在には生活の拠点を海外に移すことになります。
休暇中に旅行に出かけたり、車を購入したりオーストラリアでの生活が長くなるほど出費の機会が増えてきます。
そこで次のような組み合わせにします。
- 現金
- デビットカード
- クレジットカード
- 海外送金
クレジットカードを作ることで毎日の買い物でポイントが溜まっていきます。少しずつですがコツコツ貯めると、ポイントで日本への航空券を買えるのが嬉しいですよね。
ここまでは滞在期間別におすすめの方法を紹介してきましたが、ボクはどのようにお金を持ってきたか体験談をお伝えします。
【体験談】大学留学した看護師がお金を持って行った手段

まずお金を持って行った手段を説明する前に簡単にボクがどのように留学したか説明しておきます。

妻と二人で移住して、留学に1,000万円以上かかりましたが、貯金・節約モードで何とか乗り切りました。
そしてボクがお金を持って行った手段は、
- 現金
- クレジットカード
- 海外送金
まずは現金ですよね。何と言ってもこれがないと安心できません。
どこでどれだけ必要になるかわからないので日本の空港(後で一番手数料が高いと気づいた…)で両替して10万円分持って行きました。
しかし実際には下のようなことにしかお金を使っていないので、最初の1週間で3万円ほどあれば充分でした。
- 空港からホームステイ先までのタクシー
- 近所での日用品の買い物
- 学校までの交通費
その後は現地で口座を開き、日本から送ったお金を引き出しながら生活していました。
2012年ごろのオーストラリアは今ほどキャッシュレスが進んでいなかったので日常の支払いはほとんど現金でした。
お守りとして持って行ったクレジットカードは結局使うことがなく、有効期限が切れてお役御免。でもバックアップがあったので安心でした。
大学の授業料はKVBという海外送金サービスを利用しましたが、Wiseに比べると手数料が高いので今後はWise一本です。
一緒にデビットカードも作れるので、これから来る人はWiseで送金に関する悩みは解決できるかと思います。
>>Wiseの口コミ評判まとめ。海外住10年の筆者もレビュー!安全性は大丈夫?
日本もキャッシュレス化は進んでいるけど、オーストラリアではそれ以上に普及しているように感じます。今後現金を触る機会はどんどんなくなっていくでしょうね。
それぞれの長所・短所を理解してお金を持って行く

留学するのにお金を持って行きたいけど、どの方法を使えばいいかわからない人に向けておすすめを紹介してきました。
お金を持って行く方法は下の5つです。
手段 | 代表的なサービス |
現金 | 現金 |
クレジットカード | エポスカード |
デビットカード | Wiseデビットカード |
海外プリペイド カード | キャッシュパスポート |
海外送金 | Wise海外送金 |
これらの手段をあなたの滞在期間によって組み合わせて持って行くことで、万が一何かが使えない状態に陥ってしまうのを避けることができます。
ボクがおすすめするのはWiseで送金して、デビットカードも作ってしまうこと。現地ATMで現金も引き下ろせるので「お金をどうやって持って行くか」という問題を解決できます。
あなたの留学先にスムーズにお金を持っていくお役に立てれば嬉しいです。