【誰も教えてくれない】オーストラリア看護師の年収は?給料アップの秘訣も解説

看護師の留学
  • 高い留学費用を払うほどオーストラリア看護師の年収はいいの?
  • オーストラリアで看護師になれば日本より年収は上がる?
  • 専門看護師になると年収1,000万超えるってホント!?

ボクは留学する前にオーストラリアの看護師の年収を調べていませんでした。

その結果、給料をもらうまでお金の不安が漠然と続き、留学中に不必要な節約をしてしまいました。

オーストラリアで看護師になって5年目にもなると「他の看護師はどのくらいもらってるのか」とお金の話も気になるところ。

この記事ではオーストラリア看護師の平均年収を色々な視点から解説します。また給料を上げるための戦略を実例とともに書いていきます。

この記事を読むとオーストラリアで看護師として得られる将来の見通しが立ちます。

オーストラリアで看護師の方が生涯年収が高いので、留学する理由の1つになります。

結論として2021-2022年のオーストラリア看護師の平均年収は約760万円です。本文で詳しく解説していきます。

オーストラリア看護師の年収は?

money saving tips eye catch

冒頭でお伝えした通りオーストラリアの看護師の平均年収は760万円となっています。

これはオーストラリアの有名な転職サイトSeekで発表されたオーストラリア看護師の年収($8,000,000と)を$1=円95円で換算した金額です(2022/9時点)。

またFair Work Australia(労働条件をチェックする機関)が定めた看護師の最低賃金は1年目の看護師の週給が$1,025.20。つまり年収は$53,310です。

なぜ平均年収と最低賃金から計算した年収にこれほど違いが出るかというと平均年収には「awards」が加算されるからです。

Awardsとは賞や契約という意味で、簡単には夜勤手当のような基本給以外の給料のことです。

看護師は同じ病棟で働いていても、働き方によって年収が全く違ってきます。

働く病院、施設、企業によってルールは異なります。詳細はあなたの契約書を確認してください。

ここではボクの契約を例に解説しています。

  • 勤務帯
  • 週末
  • 休日出勤
  • 雇用形態
  • 残業

勤務帯

勤務によっては給料が増えるうれしいシフトも。

例えば日本でも夜勤では手当が出ますよね。金額はそこまで多くなくてもうれしいものです。

ウチの施設では1回の夜勤で約$50ほど夜勤手当が支給されます。

またボクは夜勤の管理者なので基本給も上昇するのがメリットです。

週末

オーストラリアでは土曜、日曜に働くともらえるのが「ペナルティレート

ペナルティレートとは、例えば土曜日は1.25倍、日曜日は1.5倍と基本給が増える素敵な仕組みです。

これは医療系だけでなくオーストラリアでは一般的。

オーストラリア人は休日に家族と過ごすために休む人が多いイメージです。

しかしボクを含め移民は給料が増えるので土日に働きたい人が多く、土日のシフトは取り合いになります。

祝日出勤

祝日も週末と同様に基本給が上がります。その倍率は、なんと2倍!

  • クリスマス
  • ボクシングデー(12月26日)
  • 元日

などが押し寄せる年末年始は稼ぎ時。

普段と同じことをしてるのにお給料が2倍なんてラッキーですよね。

しかしその後、通常の給料に戻った時にモチベーションを維持するのに苦しむ日々がしばらく続くことになります…

雇用形態

オーストラリアの雇用形態は大きく分けて3種類。

  • フルタイム:週38時間以上
  • パートタイム:週38時間以下
  • カジュアル:最低時間の規定なし

フルタイムとパートタイムは日本でも馴染がありますが「カジュアル」とは?

カジュアルとは、決まった労働時間を約束されてない雇用形態です。

収入が不安定な分、基本給に25%上乗せされる”カジュアルローディング”というシステムも特徴的。

これを上手く利用すれば同じ時間だけ働いていても年収に大きな差が生まれてきます。

残業

基本的にオーストラリアの看護師は残業をしません。

しかし、医療現場では急な対応が必要になることも。

もちろん残業をすれば残業代が支払われ、1時間以上残業をすると通常の25%アップ。

よくオーストラリアの看護師が「残業代が支払われていない」と言っているのを耳にします。

給与明細を信じ込まず、残業した時はメモに残しておくと後で確認する時の役に立つのでおすすめです。

関連職種とオーストラリア看護師の給料比較

hi touch

病棟で働くだけが看護師の働き方ではありません。

他の職種と収入比べてみましょう。

下の表は政府とANMF(看護師の権利擁護をする機関)によって発表されたオーストラリア・ビクトリア州の看護職の賃金情報をまとめました。

看護師に関連した職種の1年目の平均年収を示しています。

アシスタントナース$45,936
准看護師$57,850
看護師$65,561
助産師$65,561
研究職$65,561
専門看護師$96,361
看護教育$104,816
病棟師長$104,816

看護師は「初任給は多いけど伸び率が悪い」とよく言われますが、アシスタントナースから病棟師長までキャリアアップをすると年収が2倍以上になるんですね。

オーストラリアでアシスタントナースになる方法、給料、費用などをまとめてある記事はこちらです。>>【経験者が解説】オーストラリアでアシスタントナースになる費用や給料は?

ここまではオーストラリアの看護師の年収を見てきましたが、日本の看護師のものと比べてみましょう

日本とオーストラリア看護師の年収を比較

penalty rates

2021年に発表された看護協会の報告を見ると、日本の新卒看護師の年収はおよそ427万円(2か月分のボーナスを2回込みで算出)

上で書いたようにオーストラリアの新人看護師の年収が$65,561(約617万円)だったのに対して日本の1年目の看護師は427万円と200万円ほどの差があります。

為替など条件の違いがあることにはご注意ください。

このことから「年収の高さ」はオーストラリアで看護師をする1つのメリットと言えますね。

こちらの記事で書きましたがオーストラリアで留学にかかった費用(生活費を除く)は約700万円でした。

計算すると、ボクのように途中からオーストラリアの看護師になても16年目からは留学費用を回収しお得になります。

留学にはたくさんの苦労や努力が必要なので、そこまで単純には計算できませんが…

日本にしかない年収にかかわる嬉しい制度

収入

日本にあってオーストラリアにはない給料の制度もあります。

  • ボーナス
  • 通勤費
  • 住居手当

日本で働いていると、これらの制度は当たり前ですが残念ながらオーストラリアにはありません。

特にボーナスは金額も大きいのでオーストラリアに来る人は理解しておかなければ、ボクのように知ってから落ち込むことになります。

日本の看護師の年収よりも大幅に金額が多いオーストラリアの看護師ですが、実はもっと給料を増やす方法があるので見ていきましょう。

オーストラリア看護師が年収をアップさせる5つの方法

working in Aus

オーストラリアの看護師が更に年収を増やすための方法を解説します。

同僚の看護師やボク自身も行っているものばかりです。

  • 働き方を工夫
  • 給料を直接交渉
  • キャリアアップ
  • 高給を目指して転職
  • 専門看護師になって起業

働き方を工夫

曜日や勤務帯によって基本給が上乗せされる「ペナルティレート」を上手に使う方法です。

ペナルティレートを利用
夜勤の回数を増やす
土・日・祝日に働く

ボクは生活に必要なお金を計算し「できるだけ働く時間を抑えて、他のことに時間を使いたい」と考えています。

そのため夜勤専門で働き時間数の少なさを補うスタイル。

土日は給料が高くなるので人気のシフト。既に取られていることがほとんど。

そんな場合でも諦めず上司に希望を出して、空き待ちをしましょう。

給料を直接交渉

オーストラリアで給料の交渉は多くの人が行なっている方法です。

恥ずかしがったり「お金のことを話すなんて…」と不安になる気持ちも分かりますが、もらえるものはもらっておきたいですよね。

どれだけ自分が会社に貢献できているか説明して上手く交渉できれば年収も上昇します。

しかしそれよりも簡単なのは雇われる前に日本での臨床経験を考慮してもらうということ。

自己紹介と一緒に日本の経験を話して交渉を始めてみてはいかがでしょうか?

キャリアアップ

オーストラリアに限ったことではありませんが、管理職になったり資格を取得するのは年収アップにとても効果的です。

  • 看護師長
  • 看護部長
  • 専門看護師

これらの役割では年収が1,000万円を超えます。

もちろんそのための努力は必要ですが、やってみる価値は充分にありですね。

高給を目指して転職

今よりもいい給料を探して職場を変えるのはオーストラリアでは一般的。

ウチの施設でも 2、3年に1回は転職している人もいるぐらい。

日本よりも「1つの場所で働き続けること」にこだわる人が少ないように感じます。

自分の経験や知識技術を高く評価してくれる職場に移るのは、やりがいを感じるためにも大切ですね

専門看護師になって起業

介護施設で管理しきれない創傷ケアが必要な場合、外部に委託することがあります。

ウチの施設に創傷管理のアドバイスをしにきてくれる専門看護師は独立起業家。

日本で言うと訪問介護ステーションを立ち上げるような感じなのでしょうか?

もちろん会社運営は大変ですが、ビジネススキルによっては年収が大幅にアップが期待できます。

給料の他にも魅力的なメリットがたくさん

日本とオーストラリアの年収を比較してきましたが、オーストラリアで看護師になるメリットは高い年収だけではありません。

  • ワークライフバランスをとれる
  • 働く人の権利が守られている
  • 職場の問題への取り組み

ワークライフバランスをとれる

オーストラリアで看護師にある魅力の1つは「ワークライフバランスをとれる」ことです。

仕事以外のことにも時間を使えるとも言えます。

日本では「正規雇用されて、夜勤は月6回。それを65歳まで」という働き方が良いという雰囲気ではないでしょうか?

まだまだ1つの会社で働くことに美学を感じている人も多いはず。

これを否定する気はありませんが、ボクは仕事以外のことにも時間を使いたいのでオーストラリアの働き方に満足しています。

  • 食事は絶対に家族と食べる
  • 自分の時間も大切にする
  • 友達と趣味に打ち込む

オーストラリア人はこのようにワークライフバランスを考えて、自分で人生をコントロールしている人が多い印象があります。

本当にやりたいことに時間を使えるのは幸せです。

社会全体でもそのような考え方が受け入れられているので、居心地がとてもいいです。

オーストラリアで働く方がのびのびと人生を楽しめていると思っています。

他にもオーストラリアで看護師になるメリットを紹介しているのでこちらの記事をご覧ください。
>>【現役豪ナースが解説】オーストラリアに看護師留学が難しい3つの理由と対策

オーストラリアで看護師になるのは難しいですが、それを乗り越えた後の魅力について語っています。

オーストラリアで看護師になって年収をアップ

オーストラリア看護師の平均年収について解説してきました。2021-2022年では約760万円です。

しかし金額は働き方、地域、キャリアなどによって全く違います。あくまで参考として考えてください。

オーストラリアの看護師が給料を増やすためには

  • ペナルティレートを狙って働く
  • 上司と交渉する
  • 年収のいい企業に転職する

などの方法があります。さらに年収アップを目指したい方にはおすすめです。

またオーストラリアで働くことは給料以外にもたくさんの魅力的なメリットが!

「人生をトータルで考える」ことも留学をするか?という判断材料の1つです。

ボクにとっては年収の高さ、働きやすさからオーストラリアで看護師になって正解でした。

あなたはどうしますか?

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