オーストラリアで看護師になるのは難しい?体験談を元に解説

この記事の内容
  • オーストラリアで看護師になるのが難しい理由
  • オーストラリアに移住する難易度を下げるために
  • 筆者の職場体験談

オーストラリアで看護師になりたいけどこんな悩みを抱えていませんか?

  • 英語が全く話せない
  • ちゃんと看護師になれるか不安
  • いつからオーストラリアに行けるの?

僕は留学する以前は英語が全く話せなかったので、ちゃんと生活できるか不安でたまりませんでした。

しかしオーストラリアに移住して10年目。現在は看護師として働いています。日本で看護師になれる人なら大丈夫。あれほど苦しいことは色んな意味でありません。

厳しいく聞こえるかもしれませんが、頑張らないとオーストラリアで看護師になるのは難しいです。だからこそ僕は看護師になるために多くの工夫をしました。

この記事ではオーストラリアで看護師になるのが難しい3つの理由と、筆者の経験から言える、あなたが今からできる対策を3つ紹介します。

今は時期的にも難しいかもしれません。しかしこの記事を読むことで留学が再開された時のために必要な準備ができます。計画的に進めれば大丈夫です。1つずつやっていきましょう。

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なぜオーストラリアで看護師になるのが難しいの?

この記事を読んでもらっている方は看護師さんだと思うので、日本で看護師になる大変さをご存知だと思います。

オーストラリアで看護師になることも日本とはまた違った難しさがあるのは事実。ここでは3つのハードルを解説します。

コロナにより留学生は入国できない

現時点2021年11月では日本とオーストラリアの国境はかなり限定的で、例外を除いて誰も行き来ができない状況です。

もちろん留学生も入国できません。今はこれが1番大きな障害ですね。

しかし、やがて状況は変わります。

コロナとの向き合い方の変化
ワクチン接種率の増加
感染者数の減少

こういう結果の積み重ねでオーストラリアも徐々に留学生を受け入れ始めるでしょう。

今あなたができることは、留学ために準備をしっかりしておくことです。今情報を集め始めている人は意識して自分で行動できる素晴らしい人だと確信しています。

看護師になるまで時間がかかる

2つ目のハードルは看護師になるまで再び長い時間がかかることです。

日本では最短ルートで高校卒業後3年もしくは4年で看護師になれます。

オーストラリアで看護師になる方法
日本の専門学校卒業(筆者)→3年生の大学卒業
日本の大学卒業者→看護師登録のためのテストを受ける

日本と比べても学校に通う期間はそれほど変わりありません。

しかし一度社会人になってからもう一度学生に戻るというのは精神的にも経済的にも大変です。

必要な時間の長さということもオーストラリアで看護師として働くのを難しくしている一因ですね。

英語を話せるようになるのが大変

日本人のほとんどは英単語や文法はよく知っています。中学、高校、大学。最近は小学校でも英語教育が行われているので、慣れ親しんでいる人も多いでしょう。

しかし実際に外国人と対面した時に話せますか?それが仕事レベルまで評価させるとなるとハードルは一段と上がります。

僕がオーストラリアに来た当初は単語を少し話せるぐらいでしたが、今は看護師として働けるようになっているのであなたも勉強すれば話せるようになります。

オーストラリアの看護大学を卒業するためのカギは日本でどれだけ英語のレベルを上げてくるかということです。授業の理解度も上がりますし、生活もとても楽になりますよ。

オンライン英会話の会社はたくさんありますがHLCA 医療英語オンラインスクールは「医療英語」に特化したサービスを提供しています。

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働き方の違いでメンタルがやられる

日本とオーストラリアの働き方は全然違います。

看護師としての役割はそれほど違いはありませんが、意識の違いがありすぎてキーっとなることは多々ありました。

これは実際にこちらで働いてみないと感じられないと思うので下で体験談を書いておきます。

オーストラリアで看護師になる難易度を下げるためにできる3つのこと

現時点でオーストラリア留学がとても難しいものに見えているかもしれません。

しかし1つずつ問題をクリアしていけば必ず看護師になれます。

そのためにできることはたくさんありますが、その中から特に重要だと思う3つを説明します。

留学費用を貯める

留学と聞くとお金がかかりそうなイメージがありませんか?

え!?オーストラリア看護留学って1,600万円?費用の内訳を大公開!でも詳細に費用を出しましたが、生活費や学費など全て合わせると6年間で約1,600万円かかりました。

もちろんオーストラリアに来てからはアルバイトができるので、全てを貯金する必要はありません。

しかし勉強に集中するためには貯金があるに方がいいですよ。

貯金する習慣をつけていきましょう。

長期計画を立てる

大きなことを達成するには、あらかじめ計画を立てることがとても重要です。

僕の場合は2012年に移住しで2017年に看護師の登録ができたので、合計で6年ほどかかっています。

この間にやらなければならないことは次から次へと出てきました。

目の前の忙しさに流されて、目標を見失わないために大まかな留学の流れを計画しておく必要があります。

これは留学エージェントにチカラを借りるのが1番です。自分では分からないことが多すぎて時間を無駄にしてしまいますから。できる部分はプロに任せてあなたは、あなたしかできないことに注力しましょう。

留学前にできる大切な準備と言えば英語を学ぶことです。

英語の勉強をしておく

英語の条件をクリアすることもオーストラリアの看護師になるためには大きなハードルです。

現在国境が閉じているからこそ、できることは英語を勉強することです。

そのメリットは以下のようなものがあります

  • 日常生活を送りやすくなる
  • 語学学校の期間が短くなる
  • 大学のハードルも下がる

大学に入学するための基準も年々上がっているので、英語の勉強は必須です。

ぜひ力を入れてやってみてください

僕が英語を話せるようになったのは、ひたすらオンライン英会話でいろんな人と会話していたからです。

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どんどん経験を積んで、英会話に慣れてくださいね。

オーストラリアの職場に就職して感じたこと

working in Aus

看護師として働けるようになって、めちゃくちゃ気合が入っていました。

日本を出発してから約7年が経過していて、やっと看護師としてオーストラリアで働き始めることができました。

それまでにかかった費用と時間を考えると、やっと働けるようになったことは本当に嬉しかったんです。

どんどん働いてガッツリ稼いでやろう!」という気持ちでいっぱいでした。

よく考えてみると、労働への意欲が人生の中で一番高い時期だったと思います。

日本で働いていた時も、労働意欲が高い方ではなかったので。

職場のドライな関係性に驚いた

みんなテンション高いんだろうなぁ、というイメージを勝手に持っていました。

海外の映画やドラマのように
「Hey! what’s up?」からハイタッチ、みたいな感じ。

hi touch

実際に働いてみて、想像とのギャップにとても驚きました。

どのドラマを見たんだろ…?

実際には自分の仕事が終わると帰る。なんなら終業時刻の前から、すでに帰る用意をしている

1日目にして「あぁ、こんなもんか」という気持ちになっていました。

ここが最大のポイントですね。
労働意欲が崖から直滑降していきました。

日本では職場の人たちと仕事の後に飲みに行きましたが、そんな関係性もなくてドライだと感じていました。

オーストラリア人がほとんどいない

職種と職場によるのかもしれませんが、僕が働いている職場のほとんどはアジア人です。

これも自分のイメージと全く違いました。

イメージとしては、インド、ベトナム、中国これらが一番多い国籍なのではないかと思います。

imigrants percentage
引用元:https://www.abs.gov.au/statistics/people/population/migration-australia/latest-release

ABS(オーストラリアの統計を発表している機関)で実際の移民の割合を見てみると、上位からイギリス、インド、中国。

介護施設は移住者が仕事を得やすい職種なんです。

英語は学ぶためでなく使うためにある

English for communication

上でも書いたように、ネイティブスピーカーがほとんどいない職場では、高度な英語を使う必要は全くありません。

必要な情報を正確に伝えることは大切です。

しかし、英語を習うことが目標になっている日本人がどれだけ多いのか実感しました。もちろん自分もそのうちの一人でしたが。

日本人が普段使わない英単語を覚えている内に、実世界では簡単な英語で日常会話が繰り広げられています。

職場での頻出英語
Do
Give
Get
Can you?


中学1年生で習う英語ぐらいシンプルです。これだけで1日の半分ぐらいは生きていけます。

中学生や高校生で習うようなレベルの英語をしっかりとマスターすれば、困らず海外でも働けることも新たな発見でした。

その反面、低い英語力が医療ミスの原因にもなっているそうです。

だから必要なIELTSの基準が上がっているそうです。

全く英語ができなくてもいいとは言いませんが、日常会話のために参考書を隅から隅まで勉強する必要はありません。

主張がとても多い

働いているスタッフ、そこにいる利用者も含めて、とても主張(文句)が多いことに気づきました。

とにかく自分の権利を主張することを諦めない姿勢は、日本人が学ぶべきものですね。

しかし働いている者からすれば悩みの種になり、これが仕事をする上で最難関ポイントになっています。

この雰囲気につられて僕も年収アップしてもらうように上司と交渉をしてみました。

関連記事
>>【体験談】海外で給料交渉してみた。年収アップでウハウハ大作戦inオーストラリア

職場の同僚の働きについて思うこと

職場の人たちを見ていて思う事はたくさんありますが、

  • 自分が一番働いている
  • 会社に最も貢献している


とは全く思っていません。自分のできる範囲で仕事をする。

これが僕のスタンスです。

と言うより、オーストラリアに来てからこのスタイルになったんでしょう。

ですのでスタッフの働きを見て嫌になることはあっても、憎いほど心を痛めているわけではありません。

人それぞれに考え方があるでしょうから。

正直なところ、どのように対処すればいいのかわからない部分は未だにあります。

働くことへの意識の違い

日本人のように1つの会社に長く働く意識がないようです。

大学卒業して数年間働いて条件のいい会社に行くなど、考え方はスタッフによってかなり違います。

短期的に働くことしか考えていないスタッフにとっては、身体的・精神的にも辛い職場で一生懸命働くよりも、

「それなりに毎日をやり過ごすせばいい」という人が多いようです。

しかも、それを惜しげもなく周りに話す人もいることに更に驚きました。

自分の役割を果たさない

lazy staff

就職した当初は他のスタッフの下のような働きぶりにイライラが募っていました。

  • 割り当てられた仕事をやらない
  • やっても遅い
  • やらない言い訳を探す
  • できていないのに、心の底からできたと思っている


「なぜ言われたこともできないのか」と呆れ果てました。

しかし、これは日本人による「勤勉さ」という価値観を押し付けていたのかもしれません。

他人は変えられないので、自分が彼らの価値観を理解するしかありません。

しかし「理解する」と「受け入れる」は別です。

業務に支障が出るほどの問題は、しっかりとした手順で対処しています。この辺は僕の譲れない部分でもあります。

嫌悪感と疎外感

このようなスタッフの働きぶりを見て、打ち解けたい、仲良く一緒に働きたいとは思えませんでした。

Dash
Dash

自分が本来いるのは、こんな場所ではない、もっと他にいい職場があるはず

こんな態度をとっている僕を見て、相手も気づくのでしょう。あまり距離を縮めることもありませんでした。

この辺はコミュニケーションスキルの違いもあったのかもしれませんね。

日本では職場で友達ができることもありますが、こちらではほとんどありません。

一握りの素晴らしいスタッフたち

すべてのスタッフが上で書いたような働きではないことも事実です。

  • 患者全員に笑顔で挨拶をしまくる人
  • 誰もやらない薬のオーダーを進んでやる慈善家
  • 給料も出ないのに時間外で掃除をする熱心な人


上司もフレンドリーで誰かを責めたことがない。褒めていることしか見たことない。

働く人の質の振り幅が非常に大きく、その人次第だと心底思いました。

それと同時に、自分はどのあたりに位置するのかという、アイデンティティの確立がとても難しかったです。

なぜなら大半のスタッフがそうであるように、それなりに仕事をしていても1日は終わる。

しかし少数のいい人のように、ベストを尽くすこともできる。

つまり自分の中でどのあたりに位置するのがいいのか、模索することが大切だと感じた。

大人になって留学したので、ここまで価値観変が変化するとは想像もしていなかった。というのが、オーストラリア留学の醍醐味の1つだと思います。

オーストラリアで看護師になるのは難しいけど

海外で働くことにキラキラしたイメージを持っていませんか?

日本にいる人にとって海外は非日常でも、その土地では現地の人の日常が続いているだけです。

留学や移住のための情報収集で良い面にフォーカスした情報を鵜呑みにすると、僕のようにガッカリするかもしれません。

それでも海外に住むことも悪い事ばかりではないのも事実なので、ぜひあなたも自分のメリットを探してみて下さい。

この記事を書いた人
Dash

英語が話せないのにオーストラリアに移住した看護師

略歴
日本で看護師になりオーストラリアに移住。メルボルンで大学を卒業し、そのままナースとして働き3年ほど経過。移住してから約10年が経過。

好きなもの
宇宙兄弟、バスク風チーズケーキ、マインクラフト、パン作り、発酵食品づくり

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